婦人病

無月経って何?

無月経とは月経がこないことです。

妊娠したり、閉経をむかえると月経がこないのは当然ですが、それ以外で月経がこないのは異常です。

そこには何かしらの理由が隠れていると考えた方がいいでしょう。

そして、無月経は以下のように分けることができます。

・ストレスによる無月経
・ダイエットによる無月経
・スポーツによる無月経
・病気による無月経

ストレスが原因で無月経を引き起こすことがあります。

失恋や引越し、人間関係、仕事などで強いストレスを受けることが原因です。

若い女性に多いのが無理なダイエットによる無月経です。

無理なダイエットをするとホルモンバランスや生殖機能が乱れてしまい、月経がこなくなることがあります。

思春期の頃に無月経が続いた場合、不妊の原因にもなるので注意した方がいいでしょう。

また、激しいスポーツをしている人は無月経になりやすいです。

これは他の臓器を守るために生殖機能の働きが低下してしまうからです。

この場合も、あまりにも長く続いてしまうと不妊の原因になりかねません。

それに、女性特有の病気にかかってしまうと、無月経になることがあります。

この場合、他にも症状が現れている可能性があるので、体に異変を感じた場合は受診された方がいいでしょう。

おりものが出るのは婦人病?

おりものが出ると婦人病ではないかと不安になりますが、必ずしもそうとは限りません。

ホルモンバランスの影響で出る場合もあるので、すぐに婦人病と決めつけるのは早いです。

例えば、半透明で少し粘り気のあるおりものは正常ですし、臭いがあまり感じられない場合も心配しなくてもいいでしょう。

しかし、血液が混じっていたり、色が茶色かったり、臭いがいつもと違う場合は婦人病の可能性があります。

その場合に考えられるのは以下のような婦人病です。

・子宮頸ガン
・子宮頸管炎

子宮頸ガンの場合はおりものから悪臭がします。

初期症状が乏しいため、気付かないうちに進行している可能性があるので、ガン検診を定期的に受けられた方がいいでしょう。

子宮頸管炎の場合はおりものの色が普段とは違って茶色や黄色というのが特徴です。

また、悪臭も伴い、症状が悪化した場合は発熱を起こす可能性もあります。

このようなおりものがあった場合は病院で検査してみた方がいいかもしれません。

子宮筋腫ってどんな病気?

子宮筋腫は婦人病の中で最もメジャーな病気です。

40代の女性は、4人に1人の割合で子宮筋腫だといわれています。

自覚症状が乏しいので、子宮筋腫があることに気づいていない女性も多いです。

子宮筋腫とは名前の通り、子宮にできる筋腫のことです。

良性の腫瘍なので、これによって命を落とすことはないものの、放置するとサイズがどんどん大きくなってしまうでしょう。

発症原因はハッキリと解明されていませんが、女性ホルモンが関係していると考えられています。

子宮筋腫ができると以下のような症状が現れます。

・月経困難
・過多月経
・貧血
・頻尿
・腰痛

子宮筋腫ができると月経困難や過多月経といった症状が起こります。

また、過多月経によって貧血が生じたり、筋腫で膀胱が圧迫されて頻尿になったり、骨盤内の神経が刺激されて腰痛を引き起こす場合もあるでしょう。

病院で検査をして子宮筋腫が見つかっても、症状がないのなら治療を行うことはありません。

ただし、あまりにも筋腫が大きくて治療が必要だと判断された場合は薬物療法や手術を勧められます。

月経前症候群って治るの?

月経前症候群とは月経の1週間~10日くらい前になるとイライラや落ち込み、頭痛、不安などが現れる症状のことで、月経が始まるとこれらの症状は改善します。

症状の大きさは個人差があり、軽度であれば日常生活に支障をきたすことはありませんが、重度だと仕事や家事ができなくなりますし、精神的に不安定になってしまうので人間関係にも影響を与えます。

では、月経前症候群を治すことはできるのでしょうか?

治るかどうかは個人差があるため分かりませんが、症状を緩和させることは可能です。

月経前症候群を改善したい場合、以下のような治療が用いられます。

・薬物療法
・ホルモン療法
・漢方療法

根本的な解決にはなりませんが、抗不安薬などの薬を服用して症状を抑える薬物療法がよく使用されます。

即効性があるので、今悩まされている症状をすぐに緩和できるというのがメリットです。

低用量ピルを使用したホルモン療法でも症状を改善することができます。

この場合、保険適応外なので、治療費用は全額自己負担です。

また、漢方を使用した漢方療法も効果的でしょう。

即効性はありませんが、長期間服用することによって症状を改善できます。

女性特有のがんにはどんなものがある?

女性特有のがんの種類は以下の通りです。

・乳がん
・子宮頸がん
・子宮体がん
・卵巣がん

女性特有のがんの中で高い死亡率を誇るのが乳がんです。

40代後半~50代前半に発症することが多く、乳房にしこりができるというのが特徴です。

出産経験がない人、初潮が早い人は乳がんのリスクが高いといわれています。

乳房にしこりを感じた場合は早めに受診してください。

子宮頸がんは20代後半~30代後半に多く、若年化が進んでいるといわれています。

自覚症状がないため、発症しても気づかないことが多いです。

早めに発見しないと危険なので定期検診を受けるようにしてください。

子宮体がんは50代~60代に多く見られ、その原因として女性ホルモンの一種「エストロゲン」が関係しています。

不正出血やおりもの、排尿痛、生理不順、性交痛などが主な症状です。

卵巣がんは40代~50代に多く、お腹に張りを感じるのが代表的な症状になります。

50代以上の死亡率が高いというのも、卵巣がんの特徴の一つです。

不正出血は病院に行った方がいい?

不正出血がみられる場合、病院に行った方がいいのでしょうか?

絶対ではありませんが、病気の初期症状かもしれないので、念のために病院に行った方がいいかもしれません。

ただ、子宮ガン検診やクラミジア検査などを最近したことがあるという場合は、その時の検査が原因かもしれないので、様子を見て受診されてください。

何も身に覚えがないのにいきなり出血があった場合は、すぐに病院に行きましょう。

不正出血の原因は様々ありますが、中でも怖いのが子宮ガンです。

不正出血があった場合には、子宮ガンがある程度進行しているかもしれないので、早めに受診しましょう。

また、子宮ガン以外にも排卵期出血や子宮腟部のびらん、萎縮性腟炎、子宮頸管ポリープ、クラミジア頸管炎なども考えられます。

不正出血だけではどれに該当するのか判断することができないため、病院での検査が不可欠です。

少量なら問題ないと軽視している人も多いですが、それが症状を悪化させる原因になるので注意してください。

生理痛がひどいのって婦人病が原因なの?

生理痛がひどい場合は婦人病が原因なのでしょうか?

結論からいうと一概に婦人病が原因とはいえません。

そもそも生理痛は病気ではなく、女性であれば誰にでもある生理現象です。

この時に感じる痛みには個人差があるため、痛みが大きい人もいれば、小さい人もいます。

そのため、生理痛がひどいといっても、それは個人差によるものという場合もあります。

しかし、我慢できないほどの痛みだったり、どんどん生理痛がひどくなる場合は婦人病の可能性を疑った方がいいでしょう。

生理痛をひどくさせる婦人病はひとつではなく色々あるので、何の病気が原因なのかは病院に行かないと分かりません。

そのまま放置するとさらに生理痛がひどくなったり、重大な病気が原因だった場合、命に関わることもありますから、いつもと違っておかしいと感じたら念のために病院に行った方がいいです。

早めに治療を行えば、早めに治すことができるので、我慢だけはしないでください。

また、特に婦人病にかかっていなくても、産婦人科で相談すればひどい生理痛を改善してくれるでしょう。

子宮内膜症ってどんな病気?

子宮内膜症とは卵巣や腹膜といった子宮以外の場所で子宮内膜と似た組織ができる病気です。

通常は生理になると子宮口から不要な血液を排出しますが、何かしらの理由で腹腔内に逆流する場合があります。

この血液には子宮内膜細胞が含まれているので、子宮以外の場所に落ち着いてしまうと、そこに子宮内膜と似た組織を作ってしまうという訳です。

子宮内膜症になった場合、以下のような症状が現れます。

・月経痛の悪化
・骨盤の痛み
・排尿痛
・性交痛

月経痛が以前よりも強くなったり、骨盤に痛みを感じるようになります。

排尿痛や性交痛といった症状も現れ、場合によっては卵巣がんを引き起こすともいわれているので軽視できません。

治療は主に、薬物療法や手術療法が行われます。

症状が重くて手術になってしまった場合には、子宮と卵巣を全て除去する可能性も出てきます。

20代~30代の女性に多く見られる病気なので、この年代の女性は注意した方がいいでしょう。

場合によっては子供が産めない体になってしまいますから、早めに治療を行ってください。