多汗症

多汗症の原因って?

多汗症の主な原因は以下の通りです。

・緊張や不安
・病気
・ホルモンバランス
・生活習慣
・食生活
・遺伝

強い緊張や不安を感じることで、症状が現れる場合が多いです。

ストレスを感じると自律神経が乱れ、交感神経が優位になります。

この時に汗腺の働きが活発になるのですが、多汗症の人は交感神経が敏感なので必要以上に汗が出てしまいます。

基本的に真面目な人や完璧を求める人、潔癖な人、責任感が強い人は精神的原因による多汗症になりやすいです。

全身から汗が出ている場合は病気が原因かもしれません。

多汗を引き起こす病気があるので、普段よりも極端に汗をかくようになった場合は早めに病院に行きましょう。

ホルモンバランスが崩れることによって多汗症になる場合もあります。

代表的なのが更年期障害です。

更年期障害の症状として多汗がよくみられます。

不規則な生活習慣や食生活が原因で多汗症を起こす可能性もあります。

例えば、カフェインを大量に摂取すると多汗になりやすいです。

さらに、多汗症は遺伝的要因も強いといわれています。

手術をすれば多汗症は治る?

手術をすれば多汗症は治るのか気になりますよね?

結論からいうと治すことは可能ですが、絶対ではありません。

手術をしても治らないこともあるというのを理解した上で受けてください。

それに、手術をした場合には、以下のような副作用も考えられます。

・代償性発汗
・体に熱がこもる
・射精障害

よくある副作用が代償性発汗です。

代償性発汗とは治療した部分の汗は止まっても、他の部分から汗が出るというものです。

手の多汗を止める手術をした場合、顔や頭から汗が出るようになります。

体内に熱がこもるようになり、体が熱く感じるという場合も珍しくありません。

これは本来なら汗で体温を調整しますが、それができなくなるからです。

男性の場合は射精障害を引き起こす可能性もあります。

手術で気になる部分の多汗症を治すことができても副作用を起こす可能性が高いですし、再発する可能性も否定できません。

少しでも副作用や失敗のリスクを下げるためにも、優秀な執刀医がいる病院で手術を受けられた方がいいでしょう。

多汗症ってどんな症状?

多汗症とは尋常ではないほどの汗をかく症状のことをいいます。

汗はどなたでもかきますが、多汗症の人の場合はその比ではありません。

例えば、鉛筆を持とうと思っても汗で滑って持つことができなかったり、書類に記入しようとすると汗で紙が破れてしまうほどの量なので、明らかに他の人とは違います。

多汗症はこのように生活に支障をきたすほどの汗をかいてしまうため、何かと不自由な生活を送っている人が多いです。

そして、多汗症には以下のような特徴があります。

・一過性のものではない
・多汗と無汗を繰り返す
・発汗する部位が決まっている

多汗症は一過性のものではなく、一度発症するとそれからずっと継続することが多いです。

子供の頃に発症した場合、大人になっても続くため、一般の小児疾患とは異なります。

常に汗が出ている訳ではなく、多汗と無汗を繰り返すというのも多汗症の特徴です。

スピーチやプレゼンといった緊張する場面になると多汗の症状が現れやすいでしょう。

発汗する部位は決まっており、手のひら、足のうら、脇下、顔、頭部によく見られます。

多汗症にも種類があるの?

多汗症にも色々な種類が存在します。

代表的な多汗症は以下の通りです。

・全身性多汗症
・手掌多汗症
・局所性多汗症
・足蹠多汗症
・味覚性多汗症

全身性多汗症とは全身から大量の汗が出る多汗症のことをいいます。

体質的な場合もありますし、何かしらの病気が原因で発症している場合もあります。

手掌多汗症は手のひらに大量の汗をかく多汗症のことです。

普通の人も緊張したり不安になると手のひらに汗をかくことがありますが、多汗症の場合は何もしなくても汗をかきます。

汗の量は人によって異なりますが、酷い場合は滑ってボールペンや鉛筆を持てないほどです。

局所性多汗症は自律神経のバランスが乱れることが原因で起こる多汗症です。

交感神経の反応が敏感な人によく見られ、発汗する部位は限定されています。

足蹠多汗症は足裏に大量の汗をかく多汗症のことです。

足裏がビショビショになるほどの汗をかくので、靴下を履けなくなってしまうでしょう。

味覚性多汗症とは刺激の強いものを口にすると大量の汗をかく多汗症のことをいいます。

誰でも刺激の強いものを食べると汗をかきますが、汗の量が普通の人とは比べものにならないほど多いです。

自分でできる多汗症対策ってある?

自分でできる多汗症対策は以下の通りです。

・入浴方法を見直す
・運動をする
・心を落ち着かせる
・制汗剤の使用
・食生活の改善

多汗症の人は自律神経が乱れている可能性があるため、半身浴をして汗をかくというのもいいでしょう。

半身浴をすると大量の汗をかくことができるので、汗腺機能を正常に戻すことができます。

また、お風呂に入るとリラックス効果が得られますし、自律神経のバランスを整えることも可能です。

適度な運動も多汗症対策に効果的だといわれています。

ハードなスポーツをする必要はなく、ウォーキングやジョギング程度で十分です。

多汗症には精神的な部分も大きく関係しているので、心を落ち着かせる時間を作るというのもいいでしょう。

自分がリラックスできる時間を設けることによって、症状が改善する場合があります。

その場しのぎにしかなりませんが、制汗剤を使用するというのもひとつの方法です。

一時的に汗を止めることができるので、どうしても汗をかきたくない場合に使用するのもいいかもしれません。

食生活も多汗症と関係しており、栄養バランスが偏った食事を見直すというのも重要です。

塩化アルミニウムで汗を止められる?

多汗症対策としてよく使用されているのが塩化アルミニウムです。

塩化アルミニウムを皮膚に塗ると強制的に汗を止めることができます。

ただし、効果は一時的なので持続性はありませんし、根本的な治療にもなりません。

常に使い続けないといけないというデメリットはありますが、汗を止める効果が強いため多汗症の人に人気があります。

生活をしているとどうしても汗を出したくないという場面が訪れると思うので、そういった時に心強いです。

病院で処方されるのは塩化アルミニウム水溶液というもので、ドラッグストアなどで販売されている塩化アルミニウム配合の制汗剤よりも濃度が濃いです。

そのため、効果を期待するなら病院で処方してもらった方がいいでしょう。

使用しているとかゆみやかぶれといった副作用を起こす場合があります。

このような症状が現れた場合は使用をすぐにやめて、医師に相談してください。

基本的に2週間ほどで効果が現れるといわれているので、まずはそのくらいの期間使ってみて、自分にも効くのかどうかを判断しましょう。

多汗症の薬は副作用があるの?

多汗症の薬に副作用はあるのでしょうか?

結論からいうとあります。

多汗症の薬に限らず、薬には大なり小なり副作用があると考えてください。

よく見られるのが口渇です。

口渇とは口の中が渇いて乾燥するという症状のことで、多汗症の薬を使用すると頻繁に現れます。

これが原因で口臭がするようになるケースも珍しくありません。

また、排尿障害や排便障害を引き起こすこともあります。

薬を服用すると尿が近くなったり、逆に出にくくなったり、便秘になったりします。

この他にも処方される薬によって様々な副作用があるので、医師からしっかりと説明を受けるようにしてください。

そして、塗り薬の場合だと刺激が強すぎてかぶれや痒みを起こすこともあるでしょう。

皮膚の弱い方は塗り薬に注意した方がいいです。

少しでも副作用を減らしたいのであれば、漢方を使用するというのもいいかもしれません。

漢方は病院の薬よりも副作用が起きにくいので続けやすいはずです。

即効性はありませんが、根本的な治療効果も期待できます。

多汗症は病院に行けば改善できる?

多汗症に悩まされている場合、病院に行けば改善できるのでしょうか?

基本的に病院に行けば改善できますが、症状が変わらないという場合もあるので、100%良くなるという訳ではありません。

どのくらい改善できるかはその人次第です。

また、受診する病院によっても改善するかどうかが異なります。

多汗症で病院にかかる場合は皮膚科に行くのが一般的です。

一般的には汗を止める制汗剤を処方してもらうことになりますが、根本的な治療にはなりません。

皮膚科では治療できない、または、原因が分からないと判断された場合は他の科を紹介されます。

例えば、精神的なことが原因の場合は心療内科を紹介されるはずです。

本格的な治療を受けたいのであれば、多汗症を専門に扱っている病院を探した方がいいでしょう。

多汗症に特化した病院や専門医が在籍している病院があるので、インターネットで近くにないか探してみてはいかがでしょうか。

今まで何をしても改善しなかったという人が病院を変えたら劇的に改善したというケースもあります。